塾長挨拶 (H17/2005年度) 37期 「平成17年度 感謝を込めて」
とりわけ厳しい今冬の寒さを越し、あたたかい春の陽ざしの感じられる今日この頃です。 今年も塾はそれぞれ晴れやかな顔を得て、笑ってお祝いの会を催せることになりました。
私事ですが昨年9 月に母を亡くしました。生徒をこの上なくいつくしみ、この塾のために心を尽くしてくれた母を亡くし、心に大きな傷を負いながらの受験指導は生徒たちの立ち上がりの異常なおそさも相まって塾の存続さえ懸念することがありましたが、今こうして合格パーティーの心づもりをできることのありがたさを感じています。 そしてまたスタッフ一同目標に向けての徹底指導は皆様の理解と協力があってこそ成し遂げ得るものであることを肝に銘じております。
今年もまたいつもの一言ですが、塾はおかげさまで、今年も細々ながら一人一人に合わせつつ、集団指導のいい点も残したやり方を続けております。時として何をやっているのかわからないといわれながら、最後に笑おうをスローガンとし、地道な努力を重ねてもらいました。その結果笑って出て行く子ひとりひとりを思い、また頑張ろうと次年度の準備をしています。そして今年は何をしようではなく、今年も変わらず、一人一人大切に育てていこうと思っています。大切にというのは決して甘やかすことではなく、能力を使うこと、自分を磨くことを覚えてもらうことであり、同時に己を知りまわりが見えるようにすることと認識しています。 勉強するのは我慢の要ることです。王道を歩くことはできないし、させるべきでないと、私は信じています。常道を進みながら自分なりの道を見つけることができるようにと願いながら、見守り、叱咤激励もしていきたいと思います。かけがえのないお子様たちのための近道はないとお考えいただき、見守るというご協力をいただきたくお願いします。
新年度にあたり、若干変化があります。時間割も学年、学校、やっている内容によりかわることがあります。ご要望等ございましたら、脇本までお届けください。 最後にこの一年さまざまなかたちでご協力いただきました。感謝申し上げます。
2006年3月11日 脇本 裕子