塾長挨拶 (H21/2009年度) 41期 「ごあいさつ」
三寒四温も顔負けの気温が続き暑さ寒さも彼岸までとはならず、束の間の日差しをアクセントに厳しい天気が続きます。 この厳しい気候の中では受験はことのほか厳しいものがありました。それでも数少ない受験生が己を磨き上げて実力を発揮して志望校に合格しています。 そして今年も私立から他の私立への高校受験生が7名中4名いました。この受験の仕方はもはや塾の特徴になりつつあります。賛否両論あると思いますがその子 によっては方向転換が功を奏すると考えてお奨めするこの受験はその子がよりよい人生を送るために早くから自立への道を辿るためにと判断してお話していま す。そのほかに勉強しているうちに自分で受験したいと言い出したりする事もあります。今年の島田君はまさに合宿から自分で人生航路を変えた子です。よき仲 間でありライバルのきょとちゃんにしがみつくようにしながらともにいい結果を出しています。
それから女子三人組(加瀬陽子、三吉佳菜子、津田ミリアム)が揃って難関のICUと都立国際高校に合格したのも特筆すべきことです。また推薦で順天高校 に決まった青山桜子ちゃんは勉強し足りないことを感じ、今後に期待して進学します。村澤君は高校での飛躍を胸に抱き、半澤里奈ちゃんは頑張ったお兄ちゃん の母校への入学でややプレッシャーを感じながら行きますが、きっと自分を認めてもらえるいい高校生活になる
筈です。
大学受験は山岡君が比類なき努力をしてこれぞ勉強、これぞ大学受験、そしてこれぞリーダーの思いやりといえるものをみんなに見せて受験を終えています。 久津君はのんびりマイペースであせらずたゆまず怠りを見せながら、最後に脇本の雷効果で動きまして、めでたく合格しています。新谷さんも格闘のような受験 校選定を経て見事合格、ほっと胸をなでおろしています。 今年の受験生はみんな穏やかな子達で仲がよく、いい集団でした。これは一人一人の魅力がなせる業でしたがきょとちゃんの存在も大きく、山岡君がカバーしながら、久津君が和らげながらみんなで育ったと思います。
夏の合宿、冬期講習、それをつなぐ平常授業をこえて子供はここまでやれるのだと毎年ながら目をみはり、そして一人一人の熟成を促し、受験に出すときは心の中からしぼりだす思いで、一言「頑張って」が精一杯の送る言葉です。
こうして無事に迎えた今日の日は塾のお正月、そして次年度に向けたスタートの日でもあります。 この一年もいろいろな形で応援して下さった皆様には深く感謝申し上げます。 また来る年度(実はもうスタートしておりますが)にも進学していく子供たちの幸せを祈りつつ、次の生徒達にも持てる限りの力と心を注いで育てていくつもりです。 どうか次の一年も、ご協力の程お願い申し上げます。
2010年3月13日 脇本