卒業生メッセージ 第5期 渡辺さん

卒業生メッセージ:第5期 渡辺さん

プロフィール

渡辺秀樹
昭和33年生
都立立川高校、東京大学法学部を経て国家公務員として勤務し、現在は、財団法人の役員をしています。

 

インタビュー

Q1、一ツ橋進学塾の思い出は?塾に通って良かったことがあれば教えてください。

半世紀近く前、中学2年生のときに、近所の優秀な子が通う新興の塾という評判に惹かれて、母に連れて行かれました。
 それまで塾に行ったことがほとんどなかったのですが、先生のお人柄もあり、不思議とすぐに馴染めました。和気あいあいと勉強するうちに、自分でもびっくりするくらい成績が上がりました。知らぬ間に勉強の仕方を一から教えていただいたという感じです。
1年ほど通って高校を受験したのですが、塾に通わなければその後の自分はなかっただろうと思うくらい濃い1年でした。

Q2、受験にどのように向き合いましたか?

 高校受験は、塾の指導に従って一定量の勉強をこなしていけば、相当の難関でも合格できます。先生を信じてついていける素直な気持ちがあれば大丈夫です。
寒い季節に体調を崩して、病院通いをしたことがつらい思い出ですが、勉強面では塾で頑張ったことが自信につながって、無事志望校に合格できました。

Q3、勉強を通して学んだこと・苦労したことは何ですか?

 中学、高校の勉強で得た知識は大学以降の勉強、さらには社会に出てからの活躍の基礎となるもので、決して無駄にはなりません。
また、若い頃に必死に自分の頭を使って論理的に考えることはとても大切なことで、この訓練ができているかどうかがその後の人生のパフォーマンスに大きく影響します。例えて言えば、料理人の包丁捌き、野球選手のキャッチボールのようなもので、これらがきちんとできなければ、レベルの高いプロの技は使えません。
大変かもしれませんが、受験は人生の一時期において大切かつ必要な試練だと思います。

Q4、学生・塾生時代にやって良かった事・やっておけば良かった事はありますか?

 高校入試の勉強は、前述のとおり、塾の指導のとおりにやっていれば大丈夫です。素直な子が一番伸びます。
 大学入試の勉強は高校入試と違って範囲も広いし科目選択も自己責任なので、他人任せ(塾や予備校に通うだけ)では合格できません。主体的に自分で考えながらやりましょう。塾はアドバイザー、ペースメーカーとして活用しましょう。
 私は、高校では、塾や予備校には行かず、基本的に独学で勉強して現役で東大に合格できました。今から思えば、アドバイザー的な人に相談できればもっと効率的にやれたかもしれませんが、当時はがむしゃらに教科書を丸暗記するようなやり方をしていました。でも丸暗記というのは実は応用のための土台として必要なことなので、結果的には良かったと思っています。
 大学に入ってからは、何を勉強すればいいかも自分で決めなければいけないし、誰もやれと言ってくれる人はいません。勉強しなくても何とか卒業できてしまいます。私はそれなりに勉強したつもりですが、今になってみれば、もっと真剣にやればよかったという思いもあります。誰にも強制されない中で、後悔しないくらい勉強するというのはなかなか難しいことですね。

Q5、塾生・父兄へのメッセージをお願いします。

 私は、高校受験でお世話になり、大学時代には塾の講師として教える側も経験し、最近では息子が大学受験(浪人)生としてお世話になりました。二代にわたってお世話になる人が多いのもこの塾の特徴です。
 塾の長年のノウハウに支えられた合格実績は素晴らしいものです。でも、ただ授業に通うだけではもったいない!先生方に相談し、質問し、自習し、ときには犬の散歩もして、塾を利用し尽くしてください。息子は受験期には半分塾に泊まり込むような生活をして、前年にはかすりもしなかった第一志望の慶應大学に奇跡の合格をしました(先生には迷惑だったかもしれませんが)。
 私をはじめ多くの人が脇本先生のお人柄に惹かれて卒業後も塾に集ってきます。合格が人生のゴールではありません。立派な社会人として活躍している姿を先生に見せることが最高の恩返しです。
 今からでも遅くはありません。君も一ツ橋進学塾の仲間になって、「合格」の勲章をつかみ取ろう。

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